なぜリサーチが重要なのか

リサーチを行い、顧客や競合といった市場をできる限り正確に理解することで、戦う場所や戦い方を検討・取捨選択ができるようになります。つまりリサーチを通して市場を理解することで、戦略が立てられるようになるのです。

インターネット市場を
理解するための
4つのリサーチ

1.検索キーワード調査
顧客・自社・競合のパワーバランスが
最も現れやすい検索サイトの状況を調査

Googleなどの検索サイトで貴社の商品・サービス・ブランドを顧客が見つけるとしたら、どのようなキーワードで検索するのか、どのようなキーワードで検索エンジン上位表示対策(SEO)を行うべきなのかを明確にします。

例えば、「Webサイトを作りたい。」と考えている人は「Web制作会社 長崎」「東京 ホームページ制作」「サイト制作 料金表」などのキーワードで検索していますが、このように検索キーワードには、顧客のニーズが現れており、検索キーワードを知ることが顧客像を理解するのに役立ちます。

また、同時に検索結果の上位に表示されているWebサイトは貴社の顧客ターゲットが大量流入している可能性が高いことから、競合サイトとしてベンチマークし、「サイト構造」や、「どのようなSEO対策が施され、上位表示されているのか」、「どのような商品・サービスをどのようなビジネスモデルで提供しているのか」など、深く調査していきます。

検索キーワード調査

2.顧客調査
顧客ターゲットの欲求・ニーズ、行動を理解する

顧客ターゲット(ペルソナ)がGoogleやYahoo!の検索、FacebookやTwitter、Instagramなどのソーシャルメディアをどのように使い、どうお客様の情報に行き着くのか、どのような欲求やニーズを持って行動しているのか、お客様の商品やサービスを利用した後に、どういう感情でシェアしたり、リピートするのかなどを理解、明確にします。これをカスタマージャーニーとして定義することで、Webサイトに必要なコンテンツ、構造、動線を明確にしたり、力を入れるべきWebマーケティング活動、商品・サービスのあり方やブランドの方向性をはっきりさせることができます。

顧客調査

3.競合調査
比較が安易なインターネットだからこそ
徹底して競合・同業者を理解する

顧客が検索するキーワードで上位表示されるWebサイトを起点に競合調査を行います。特に上位表示されているWebサイトの構造をはっきりさせ、なぜ上位に表示されているのかを明確にします。また、同時にSNSによるマーケティング活動やビジネススキームなども理解します。

顧客が商品・サービスを選ぶ場合は2~3 件、多くても5 件以内で、比較検討して決定しています。したがってお客様のWebサイトがその2~3 件に選ばれることをまずは重視して、調査範囲でNo.1であるサイトをベンチマークしながら、Webサイトを制作したり、検索でも上位表示される条件をできるだけWebサイト内に埋め込みます。また、検索表示順位はSNSによるシェア数や人気とも相関関係がありますので、単純にサイトだけを調査するのではなく、Webマーケティングを総合的に理解しておきましょう。

顧客だけでなく、メディア関係者や業界内の評価なども競合との相対性で決定されることになりますので競合調査はしっかり行うことが重要です。

競合調査

4.自社調査
組織内の資源、強みを掘り起こし、
実現性を加味しながら、選択と集中を行う

顧客ターゲットや競合の理解が進んだところで、その中で戦うべきポジションを浮き彫りにするために、自社の資源、強みを理解して、リスト化していきます。顧客ターゲットに選ばれるために、競合と比較してどの点を強く打ち出していくべきかを検討したり、特に保有する人や予算などを理解し、どのようにWebマーケティング活動に割りあてて、継続できるWebマーケティングの体制を構築するのかなどを検討することも重要です。その他、エキスパートレビューやアクセスログ解析などを通じて、現サイトの強みや弱みを抽出します。

自社調査