Webマーケティング計画とは

Webマーケティング計画とは、設定したゴールとリサーチに基づき、どのようなWebマーケティング活動をどんなプラットフォームを使いながら行うのかを具体化する作業です。Web制作時のサイト構造やコンテンツ設計、その後のWebマーケティング活動の指針となります。

Webマーケティング計画を作る

バリュー・プロポジションの決定
どのようなバリュー・プロポジションを
提示するのか決定する

リサーチによって、自社の資源・強み、顧客ニーズや競合のマーケティング施策などを理解した上でこれらを考慮しながら、どのような表現を行うのかを定めます。「顧客が欲していて、自社が提供できるが、競合は提供できない価値」に着目しながら、バリュー・プロポジションを決定します。これをキャッチコピーやテキストでまとめ上げるとWeb戦略の骨格が見えてきます。さらにこのバリュー・プロポジションをビジュアルなども含めて多面的に表現していくことが、ブランドの世界観となり、ブランディングの核となります。

バリュー・プロポジションの決定

Webマーケティング活動の具体化
マーケティングプラットフォームや活動を検討し、
目的や頻度などを具体化する

設定したゴールへ到達するために、どのようなプラットフォーム(SNSやWebサイトなど)を活用し、そこで何をどのくらいの頻度で行うのかを具体化します。最終的に担当などを決定し、スケジュールを検討します。

KGI(重要目標達成指数)の設定
ゴールを具体的な数値に落とし込む

Webマーケティング活動を決定する際に、ゴールも具体的な数値に落とし込む必要があります。これがKGI(Key Goal Indicator)です。 例えば、ゴール設定を「Webサイトでの資料請求(見込客の獲得)」とした場合、「1年後にはWebサイト経由の資料請求数を今の2倍の毎月50件にする」というのがKGIになります。

KPI(重要業績指数)の設定
改善のための指標となるKPIを設定

はじめに計画したWebマーケティング活動で、ストレートにKGIを達成することはまれです。そこで、活動を改善していく必要があります。そのために、常にモニタリングしておくべき数値としてKPI(Key Performance Indicator)を設定しておきます。

例えば、「1年後には資料請求数を今の2倍の毎月50件にする」というKGIを達成するには、「現在15,000人の月間訪問者数を2倍の30,000人にする」というKPIが考えられます。また、訪問者数は15,000人のままでも、「現在1%であるサイトの成約率を2%にする」というKPIでもKGIは達成できます。複合的に様々なパターンを考えて、達成可能な数値を検討するといいでしょう。Webサイトだけではなく、「Facebookのフォロワー数を毎月1,000人増やす」、「LINEの登録者数」といったことをKPIに設定することも考えられます。

また、サイトリニューアル時など過去のWebマーケティングに関する数値が取得できる場合、KPIの設定は難しくありませんが、初めてWebマーケティングに関する数値を取得する場合は、Webマーケティング活動をスタートした後に、達成可能性が高いものにKPIを変更していくといいでしょう。